公的年金には3種類の財源があります。
- 税金
- 積立金
- 現役世代が負担する保険料
これらが元になって、
年金受給者に支払われます。
自分達で自分達の分を蓄えるのではなく、
今までご苦労様です。次は自分達が頑張ります。
その恩返しです的な感じで、現役世代が支払った保険料が
そのまま年金受給者へ充てられています。(消費税なども充てられています)
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)等が
運用している積立金も支払われています。
続いて、年金受給額がどれぐらいなのかに触れていきたいと思います。
公的年金は国民年金と厚生年金の
2階建の構成となっています。(自営業、フリーランスは除く)
まず、国民年金は満額で777,800円(令和4年度時点)です。
国民年金の受給額は納付月数が少ないと
その分だけ受給額が減少します。
満額とは40年間(480か月)働き保険料を
しっかり納めた場合の金額です。
例えば、60か月の未納がある場合は、
約78万円×420か月÷480か月=約68万円となるようなイメージです。
また、納付期間が最低10年以上ないと
支払われないので注意が必要です。
次に、厚生年金についてです。
老齢厚生年金の金額=平均標準報酬額✕5.481/1,000✕被保険者として加入していた期間の月数
という計算になっています。
例えば、勤続40年で年収が500万円であった場合、
年額では約110万円になります。
参考までに厚生労働省の年金モデルを載せておきます。
夫婦で合わせて月額23.8万円受給ができます。
これだけもらえると考えると安心できますね。
もう少し踏み込んだ解説については別の機会でしたいと思います。
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